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歯の食いしばりのリスクと予防方法について

歯の食いしばりのリスクと予防方法について

歯を食いしばる癖が付いている方もいらっしゃるかと思います。
無意識のうちにしているケースがほとんどですが、これが癖になると歯にさまざまな悪影響を及ぼします。

一時的に食いしばる程度なら問題はありません。
しかし数秒・数十秒に渡って食いしばったり、それを何度か繰り返したりする方も少なくはないでしょう。
もしそのような状態が長く続いた場合、知覚過敏や歯茎の炎症が引き起こされます。

ただし、知覚過敏などは初期段階の症状といっても過言ではありません。
次第に口内炎の頻度が増えたり、舌の表面が荒れたりする状態が起こります。

そして食いしばりによって歯を痛め続けた結果、歯がぐらつくようになるか、欠けてしまうこともあるのです。
人によっては歯そのものが抜け落ちてしまいます。
さらに歯を食いしばる時の力が顎を痛めつけ、顎関節症になってしまう方もいます。
食いしばる力は非常に強く、顎に対してご自身の体重とほぼ同じ負荷がかかります。

このように、歯の食いしばりは歯や顎にかなり多大な影響を及ぼします。
遅くとも知覚過敏などの症状が出た段階で対策や治療することが求められます。

まず押さえておきたいポイントは、意識を変えることです。
歯の食いしばりは無意識に行っているケースが多いため、それに気付くことが必要になります。
歯へと意識を向け、歯を離す癖を付けましょう。

生活習慣の改善も食いしばりの対策になります。
特にストレスが溜まっていると歯を食いしばりやすいため、こまめにストレスを解消することが重要です。

溜め込まないように、考え方や行動を変えることも欠かせません。
例えば、悩みを自分一人で抱えずに、誰かに相談することが重要でしょう。
体を動かせばストレスが発散できるため、毎日運動するのもよいでしょう。

以上は食いしばりの基本的な対策なのですが、問題は睡眠中ですよね。
もし起きた時に歯茎や顎が痛む方は、就寝中に歯を食いしばっている可能性があります。
そのような時は、ナイトガードを使ってみるとよいでしょう。

ナイトガードは就寝中の歯ぎしり・食いしばりの影響を抑える器具で、マウスピースのようにはめ込んで使います。

歯の食いしばりが長年続くと、歯がすり減ってしまったり、抜け落ちてしまうリスクを高めます。
顎にもやはり悪影響が及びますので、癖付いている方はとくに注意が必要です。
歯へ意識を向けたりストレスを軽減したりして、少しでも食いしばりを予防しましょうね。

2020-05-30 13:55:00

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