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親知らずの特徴によってもたらされる影響と抜歯のメリット・デメリット

親知らずの特徴によってもたらされる影響と抜歯のメリット・デメリット

大人になって生えてくることの多い、親知らず。
そんな親知らずが生えてくると、痛みが生じたり不快感があったりとトラブルに繋がることあります。
人によっては症状がない場合もあるので、生えてきた親知らずを抜いたほうがいいのか、そのままにしていいのか悩んでいる方は少なくありません。
しかし、親知らずを放置することで、痛みや不快感以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
そこで今回は、親知らずの特徴や生えていることで周辺にもたらす症状について解説。
加えて、抜歯のメリット・デメリットも紹介していきます。
親知らずが生えてきて抜歯をするか迷っている方は、治療の参考にしてみてください。

親知らずとは

人間は、通常15歳頃までに上下28本の歯が生えてきます。 そして、20歳頃に永久歯の中で一番最後に生えてくるのが親知らずです。
親知らずの正式名称は「第三大臼歯」ですが、別名「親知らず」と呼ばれています。
その由来は、生えてくる年齢の頃には、自分で歯の管理ができるようになっていることが多いため、親の知らない間に生えるという説からきています。
また、人間の寿命が短かった頃には、親知らずが生えてくるときにはもう親は生きていない年齢だったためという説もあるようです。
生え方の特徴として、前から数えて8番目、歯の一番奥に生えてきます。
昔の日本人は、食事に硬いものが多かったため、丈夫な顎と32本の歯が必要でした。
そのため、親知らずは正しい場所に生えて役割を果たしていたようです。
しかし近年は、食事が柔らかくなり32本のうち親知らずの4本が必要なくなってきました。
また、食事が柔らかいことで噛む回数が減り、顎が小さくなる傾向にもあります。
顎が小さいことによって親知らずが生えるスペースが無くなり、親知らずが斜めや水平に生えたり、途中まで生えても歯肉がかぶさったままだったり、骨の中に埋まったままで生えてこないケースが多くなってきているようです。

親知らずがもたらす症状

次に、親知らずが生えているとどんな症状をもたらすのかをみていきましょう。
 

痛み・腫れ

親知らずは途中まで歯茎に埋まっていたり、真っすぐに生えてこなかったりする場合が多いため、周囲の歯茎に食べ残しが溜まりやすく炎症を起こしやすいといわれています。
親知らずの周囲の歯茎が炎症を起こすことによって、腫れて痛みがでることがあります。
また、親生えてくる際に周囲の組織や歯を圧迫してしまい、痛みを感じることもあるようです。

虫歯・歯周病

親知らずの周囲には歯垢が溜まりやすくなるため、虫歯や歯周病を起こす可能性が高くなります。
さらに、他の歯に比べて歯の質が弱いということも虫歯になりやすい原因のようです。
親知らずが虫歯になることによって、手前の歯にも虫歯や歯周病を引き起こしてしまうこともあるので注意しましょう。
 

歯並びが悪くなる

親知らずが手前の歯を押すように生えてくると、歯並びがずれ、その影響で前歯が重なることがあります。
歯並びがよかったはずなのに、大人になって悪くなったという場合は、親知らずが原因かもしれません。
また、歯並びがズレた状態でかみ合わせをすることで、顎がカクカクとしたり歯が異常にすり減ったりすることもあるようです。

口臭

親知らずが原因でなりやすい虫歯や歯周病は、口臭の発生源にもなります。
また、歯ブラシが届きにくいことから磨き残しが多くなり、歯茎の溝の部分などに蓄積された細菌が口臭の原因になることもあるようです。

口内炎

親知らずが頬の粘膜を刺激したり、噛み合わせの向かいの歯茎を噛んでしまったりすると、その部分が口内炎になってしまう可能性があります。

抜歯のメリット・デメリット

親知らずが原因で何かしらの症状が現れた場合は、抜歯をした方が良いといわれています。
そこで、ここからは抜歯のメリットとデメリットを紹介していきます。

親知らず抜歯のメリット

まずは、主なメリットからみていきましょう。
口臭予防になる
特に斜めや横向きに生えている親知らずがあると、歯ブラシが入りにくい歯周ポケットができやすいようです。
歯周ポケットがあると、歯磨きをしても磨き残しが出やすく口臭の原因となってしまいます。
親知らずを抜歯すると、歯ブラシが奥まで届くので口臭予防に繋がるでしょう。
歯周病のリスクが軽減する
親知らずが斜めや横向きに生えると、食べカスが入り込みやすくなり歯周病や炎症を起こしてしまう可能性があります。
そのまま放置していると、周囲の歯を溶かすこともあり隣の歯まで抜けてしまうことも。
親知らずを抜歯することで、こういった歯周病などのリスクを軽減することができます。
虫歯予防になる
磨きにくい親知らずとその隣の歯の隙間に食べカスが溜まってしまうと虫歯の原因となります。
症状が進むと、隣の歯の根の部分まで虫歯に浸食され、隣の歯まで抜かなければならなくなることもあるようです。
早めにことで、虫歯予防になることもメリットといえるでしょう。
小顔になる
親知らずを抜歯すると、隙間ができて歯を支える骨が痩せるため、人によっては小顔になることもあるようです。
 

親知らず抜歯のデメリット

続いて、考えられるデメリットも知っておきましょう。
 
抜歯後に痛みや腫れがでることがある
親知らずの抜歯後は、痛みや腫れを生じることがあります。
その場合、頬を冷やしたり処方された痛み止めを飲んだりするという対処が必要になるでしょう。
入れ歯やブリッジの土台が減る
入れ歯やブリッジをする場合は、土台となる歯が必要となります。
親知らずを抜くと土台となる歯が減ることになるので、将来治療の選択肢が狭くなる可能性も考えられるでしょう。

親知らずにお悩みの方は、まずはクリニックへ

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで親知らずの特徴や抜歯のメリット・デメリットについてご理解いただけたと思います。
親知らずで悩んでいる方は放置せず、まずはクリニックへ相談し適切な治療を受けましょう。
当院では、基本に忠実かつ丁寧な治療を通じて患者様への負担の少ない施術を行います。また予防歯科にも注力しており、患者様の天然の歯を守るべく歯のケアに対しての指導も行っております。
歯医者をお探しなら、ぜひ長崎県大村市の大村ファミリー歯科へご来院ください。

2023-04-11 14:32:00

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