すきっ歯や出っ歯などの歯並びの悪さや、噛み合わせの悪さが気になったことはありませんか。
歯並びや噛み合わせの悪さはコンプレックスになり得るだけでなく、顎関節に負担をかけたり、虫歯・歯周病のリスクを上げたりする可能性があります。
今回は、歯並びや噛み合わせでお悩みの方のために、治療の選択肢のひとつであるマウスピース矯正についてまとめました。
「メリット・デメリットは?」「普段の生活への影響は?」「マウスピース矯正にかかる料金は?」 など、さまざまな疑問があるでしょう。
みなさんの疑問を解決できる内容になっていますので、ぜひお読みください。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正とは、
マウスピースを装着することで歯並びを整える歯科矯正治療のことです。
マウスピースは、目標とする歯並びになるまで歯の状態に合わせて付け替えていきます。
「矯正」と聞くと、ワイヤー矯正をイメージする方が多いかもしれません。
マウスピース矯正は1998年にアメリカで登場し、2006年から日本で取り入れられている比較的新しい矯正方法です。
「目立たない歯科矯正」として注目を浴びており、選ぶ方が増えています。
マウスピース矯正のなかでも、多く取り入れられているキレイラインとインビザラインの違いをご説明します。
まずはキレイラインについて解説します。
- 2017年に日本で登場
- 前歯12本の矯正が可能
- 器具料金は約10~30万円
キレイラインは治療範囲が限定されますが、低コストで治療できることが特徴です。
続いてインビザラインについて解説します。
- 1998年にアメリカで登場
- 奥歯を含む全体の矯正が可能
- 器具料金は約45~110万円
インビザラインは、治療費はキレイラインに比べて高額ですが、治療範囲が広いという特徴があります。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正のメリットを見ていきましょう。
取り外しが可能である
ワイヤー矯正では、キャラメルのような粘性が高いものを食べるときには注意が必要です。
しかし、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、制限を受けることなく食事を楽しめます。
また、歯磨きも取り外して行えるため、歯をしっかりと磨けて衛生的です。
そのため、虫歯になりやすい方や歯周病の方にも向いています。
透明で目立ちにくい
ワイヤー矯正と異なり、
マウスピース矯正は透明で目立ちません。
人と会うことが多い方も、気づかれることなく矯正できます。
マウスピースのブランドによっては、より目立ちにくいように独自加工を行っているところもあります。
不快感が少ない
近年のマウスピースは、柔軟で密着度の高い新素材の登場などにより、より使いやすいものになってきています。
柔らかい素材は歯の形にフィットしやすく、装着時の違和感や不快感が少なくなっています。
ワイヤー矯正のように口のなかを傷つけることも少ないでしょう。
金属アレルギーがあっても歯科矯正ができる
ワイヤー矯正に使用されるワイヤーには、金属アレルギーの原因となるニッケルなどを含んでいるものがあります。
しかし、
マウスピースは金属を一切含んでいません。
金属アレルギーがある方でも安心して治療を受けられます。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正のデメリットをご紹介していきます。
長時間の装着が必要
マウスピース矯正は、
長時間の装着が必要です。
インビザラインの場合、1日20時間以上装着する必要があります。
食事のときに外したまま忘れてしまったり、歯磨きのあとそのまま眠ってしまったりということがあると、必要な矯正時間を確保できません。
つまり、治療効果は本人の努力に左右されると言えるでしょう。
矯正時間を確保できないと歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが起こり、マウスピースが合わなくなってしまいます。
外したあとは装着するということを習慣化していく必要があります。
適応できる症例が限られる/h4> マウスピース矯正は、難しい症例に対応しきれないというデメリットがあります。
例えば、歯の本数が少ない場合や、多くの抜歯が必要な場合などです。
つまり、歯並びや噛み合わせが悪ければ必ず適応となるわけではありません。
そして適応となった場合でも、場合によってはワイヤー矯正の併用が必要となることがあります。
マウスピース矯正の料金
マウスピース矯正にかかる料金はどれくらいでしょうか。
マウスピース矯正は、基本的に自由診療であるため保険適応外となります。
料金の相場は全体で約10~100万円前後です。
内訳を見ていきましょう。
- 治療前:カウンセリングや診察、診断などで最大7万円
- 治療中:マウスピース器具で約10~100万円+診察1回につき最大1万円
- 治療後:保定装置(歯の後戻り防止)で最大6万円+診察1回につき最大5千円
マウスピース器具は、歯科医院や使用する種類により異なります。
ちなみに通院回数の目安は、治療経過にもよりますが多ければ20回以上です。
相場をご紹介しましたが、マウスピース器具の種類によっては100万円を超えることもあります。
多めに見積もっておくと良いでしょう。
歯並びが悪い原因とは?
今回の記事ではマウスピース矯正のメリット、デメリットについて紹介しました。
歯並びや噛み合わせがコンプレックスの方は自身にあった治療について考えましょう。
また、歯並びが悪い原因や予防方法について知っておくといいでしょう
下の記事では歯並びが悪い原因や予防方法について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
「
歯並びが悪い原因とは?治療法や予防法を紹介」
まずは歯科医院で相談しましょう
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、マウスピース矯正についてご理解いただけたと思います。
マウスピース矯正には、透明で目立ちにくいことや取り外しが可能なことなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、適応になる方とならない方がいるため、まずは歯科医院で相談してみましょう。
当院は幅広い世代の方に通っていただけるよう、バリアフリー設計を取り入れ、キッズスペースもご用意しています。
定期検診をはじめ、マウスピースによる歯並びの矯正治療なども行っています。
お口のことでお悩みの方はぜひご相談ください。
長崎県大村市で歯医者をお探しの方は、ぜひ大村ファミリー歯科までご来院ください。
2022-08-09 12:00:32
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