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銀歯にはリスクがある?セラミックとの違いを解説

銀歯にはリスクがある?セラミックとの違いを解説

虫歯などの治療で、歯を削った部分に詰めるものと言えば、「銀歯」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
戦後の日本における銀歯は、価格の高い貴金属に代わり、安く手に入る代用合金として長く重宝されてきました。
身近な存在でもある銀歯ですが、実はさまざまリスクがあることをご存じでしょうか? 中には、健康をも脅かす危険性も指摘されているのです。
本記事では、銀歯に潜むリスクに迫り、セラミックと特徴を比較しています。
「銀歯は良くないもの?」 と疑問をお持ちの方、「銀歯とセラミックどちらがいいんだろう」 と治療方針に迷っている方は、必見です!

銀歯だらけのリスク

「銀歯」は通称で、「金銀パラジウム合金」のことを指します。
名前から連想できる通り、金や銀、パラジウムなどの金属で構成されています。
そんな銀歯には、いったいどんなリスクがあるのでしょうか? ここでは、4つのリスクを解説します。
 

リスク1.金属アレルギー

銀歯には金属アレルギーを引き起こす危険性があります。
銀歯を構成している金属類は、食べ物や唾液の影響でイオン化され、溶け出してしまいます。
溶けた金属イオンが血液を巡り、口や全身でアレルギー反応を起こしてしまうのです。
症状としては、口内の炎症や手足の発疹、頭痛やめまいなどが挙げられます。
特に、パラジウムが金属アレルギーを起こしやすいとされています。
海外では、妊娠中や子どもへのパラジウムの使用を禁止している国もあるほどです。
 

リスク2.虫歯の再発

銀歯は、歯との間に隙間ができてしまうことがあります。
その隙間に細菌が入り込み、銀歯の内側で再び虫歯になってしまうリスクがあるのです。
隙間ができる原因としては、銀歯の劣化やセメントの流出、変形などが挙げられます。
銀歯は使用しているうちに金属が酸化し、歯と銀歯の間に隙間が生じてきます。
また、歯と銀歯を着けているセメントも劣化しやすく、時間の経過とともに流出して銀歯が浮き上がってしまうケースも。
さらには、噛む力によって少しずつ変形したり、食事の温度差(冷たいものと熱いもの)で歪んだりと、形が変わっていくのも一因です。
 

リスク3.歯茎の黒ずみ

銀歯の金属が溶け出し、歯茎に付着して黒ずんでしまうこともあります。
この現象は、「メタルタトゥー」とも呼ばれています。
一度黒く変色してしまうと、レーザーや薬剤などで処置しなければなりません。
 

リスク4.口臭の原因

銀歯は汚れやすい傾向があるため、口臭の原因となってしまいます。
使っているうちに傷がつき、細かな傷に汚れが溜まって臭いを発します。
また、経年劣化で銀歯が錆びてしまい、鉄のような臭いがしてしまうことも。
銀歯の下に虫歯が再発してしまった場合も、虫歯が臭いの元となっていることがあります。
このようにさまざまな理由が重なり、口臭の原因となりうるのです。
 

銀歯とセラミックの比較

歯の詰め物には、銀歯以外にもセラミックやゴールドなどの選択が可能です。
ここからは銀歯とセラミック、それぞれのメリットやデメリットに注目し、特徴を比較します。
 

銀歯の特徴

銀歯の特徴を紹介します。
まずはメリットです。
 
  • 保険適用され治療費負担が軽い
  • 強度があり壊れる可能性が低い
次にデメリットです。
 
  • 金属アレルギーを引き起こす場合がある
  • 虫歯が再発する可能性がある
  • 歯茎が黒ずんでしまうことがある
  • 口臭の原因となり得る
  • 金属の色なので詰めた部分が目立つ
銀歯が安価で済む一方、さまざまなデメリットも考えられます。
 

セラミックのメリット・デメリット

セラミックの特徴を紹介します。
まずはメリットです。
 
  • 金属アレルギーの人も使用可能
  • 虫歯が再発しにくい
  • 劣化しにくい
  • 歯に近い色なので詰めた部分が目立ちにくい
  • 歯茎の変色が起こらない
  • オールセラミックやジルコニアセラミックなど選択の幅が広い
  •  
次にデメリットです。
 
  • 保険適用外で治療費の負担が大きい
  • 強度があまり高くないので破損の可能性がある
  • 強度を保つため銀歯より歯を深く削る場合がある
セラミックはたくさんのメリットがありますが、治療費が高額になってしまいます。
 

銀歯とセラミックのそれぞれのおすすめ

銀歯は「治療費を抑えたい!」という方におすすめです。
詰め物かかぶせ物かによって金額は変動しますが、保険が適用され、おおよそ2,500~4,000円程度で済むでしょう。
セラミックは「治療した部分を目立たせたくない!」「虫歯の再発を防ぎたい!」といった方におすすめです。
セラミックは歯の色に近いため、治療箇所が目立ちにくいのがメリット。
また、セラミックは虫歯再発のリスクも低いのも特徴的です。
銀歯とセラミック、どちらがおすすめかは歯科治療の「どこを重視するか」によって変わってきます。
それぞれのメリットとデメリットを踏まえ、重視するポイントを考慮した上で、どの詰め物にするか検討しましょう。
 

オールセラミック治療とは?

今回の記事では銀歯のリスクについて紹介しました。
虫歯などの治療について知りたい方は自身にあった治療について考えましょう。
またセラミック治療について知っておくといいでしょう
セラミック治療を検討中の方は、治療法の判断材料として、コチラの「オールセラミック治療とは?特徴やインプラントとの違いを解説」の記事をご覧ください。
 

銀歯のリスクを知ってあなたに合った治療を選択しましょう

いかがでしたでしょうか? 銀歯にはリスクがあること、セラミックとの比較、それぞれのおすすめポイントなどをご理解いただけたかと思います。
銀歯とセラミック、両者のメリットやデメリットも踏まえ、あなたに合った治療のヒントにしてください。
当院では、虫歯や根管治療にも力を入れています。
適切な処置と定期的な検診で、虫歯の再発防止も目指しています。
長崎県大村市で歯医者をお探しの方は、ぜひ大村ファミリー歯科までご来院ください。
 

2022-08-30 15:38:55

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